妊娠中の便秘
妊娠中は便秘になりやすいといわれます。
ホルモンの関係で女性は男性に比べて便秘を発症しやすいのですが、女性では、
排卵が終わると黄体ホルモンの影響によって、便秘しやすくなります。
特に妊娠すると黄体ホルモンの働きはますます高まり、こうした状態は、妊娠4カ
月に入るころ(つわりの終わるころ)まで続きます。
この便秘の仕組みは次の通りで、説明されます。
1)黄体ホルモンは、消化管の筋(平滑筋)の収縮を抑制する。
2)食道下部の収縮がおさえられ嘔吐しやすくなる(つわり)。
3)嘔吐により十分食事が取れなくなり水分が失われ脱水となりやすい。
4)大腸固有の運動が抑制されると便からの水分吸収の機会が増え水分吸収能力も
増加しているので、さらに便秘となりやすい。
したがってこの期間中は、非常に便秘になりやすくなるわけです。
また、この時期は、つわりのために十分な食事ができなくなるため、便の量も減り、
ますます便秘がちになります。
この時期が過ぎると、黄体ホルモンの影響は少なくなるため、お通じはつきやすく
なり、かつ、つわりもおさまり、食欲も進み、便の量も増えてくるため、便通にとって
はよい条件が揃います。
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