骨粗しょう症
【症状解説】
骨の量が減少して,骨の構造に変化が生じ,骨折しやすくなっている状態を骨粗鬆症といいます。
本来,緻密であるはずの骨に鬆(す)が入り,スカスカとなって脆くなる病気です。初期症状なしで,次第に腰や背中に軽度の痛みが生じてきます。
この病気は加齢につれて発生率が高くなりますが,一般的に閉経後の女性がかかる率が高く,60歳を過ぎると急激に増加してきます。
最近,骨粗鬆症の原因が遺伝的素因および若いときからの食生活や日常生活,運動等が関与していること,予防が可能であることが知られるようになりました。
【対策】
高齢者や婦人科の手術をされた方は、カルシウムを摂取することが一番と言われています。
★自然治癒の健康アドバイス
実例No.28 女性
骨粗しょう症と診断されました。治療はどうしたらいいでしょうか
○アドバイス
骨粗鬆症の原因はいろいろですが、老化による場合が多く、これは老人性骨粗鬆症とよばれます。背中が丸く、腰がまがり、腰痛や骨折の原因になります。骨の形成にはカルシウムとタンパク質とが関係しますから、食事に注意し、牛乳、チーズ、小魚などを毎日とるようにこころがけることが必要です。また、正しい姿勢を保つよう、日常の努力もたいせつです。
卵はコレステロールが心配という人がいますが、卵をおすすめします。卵の業者が、自分のからだを実験台にして、1日に10個やっても血中コレステロール値の上昇をみなかったといっています。卵は、タンパク源として最高のものです。
タンパク質の良質かどうかの基準は、プロテインスコーアという数字であらわすことができますが、これが100のものは卵しかありません。それがいやなら、配合タンパクということになります。配合タンパクといっても、プロテインスコーアはいろいろですから、それを確認してから使うことです。100に近いものから60以下のものまであります。
小魚とともにカルシウム源として、牛乳やチーズがクローズアップされると同時に、カルシウム剤が見直されることになってきます。なお、コーラ類のようなリン酸飲料は、骨のカルシウムをとかしだしますから、カルシウムの補給に自信のない場合は、やめたほうが無事です。それから、背中がまがらないようにするためには、背中の筋肉を強くすればよいわけです。
これで目的が達せられないようでしたら、ビタミンのEとCとAとに目をつける必要があります。ビタミンEによって血行を改善することは、骨にも筋肉にもたいせつなことです。ビタミンCは、骨の重要な材料であるコラーゲンをつくるのに不可欠のものです。
ここにビタミンAをだしたのは、背骨の軟骨、つまり椎間板の弾力を保つための必要からです。腰がまがる一つの原因として、椎間板がやわらかになっていることをあげることができます。その弾力を維持する物質をコンドロイチン硫酸といいますが、これがまた代謝回転がひじょうにはやく、その半減期は7〜10日しかありません。ビタミンAは、このコンドロイチン硫酸の合成に重要な役割をもっているのです。
ビタミンAの一日必要量は、卵黄にして四個、バターにして6分の1ポンドですから、日本人の食生活では不足するのがふつうです。まじめに、腰のまがることをお考えなら、ビタミンAに手をだすぺきです。合成品なら1日2〜3万単位はほしいと思います。
コンドロイチン硫酸は、結合組織にふくまれる粘質多糖体の一つです。これがいちぱん多くふくまれるのは軟骨(サメの軟骨など)ですが、粘膜ではとくに重要な役割を演じています。カルシウムを定着させるにはコンドロイチン硫酸が接着剤の役目をしますので必ずコンドロイチンをCaとともにとることをお勧めします。
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