淋病
淋菌はグラム陰性球菌で形はそらまめ状であり、菌体表面に線毛(pili)があり、これが
ヒトの粘膜細胞表面に付着し、感染します。
潜伏期間 は、男性では3〜10日間、女性においては自覚症状も乏しく判然としないことが
多いです。
感染後、粘膜細胞の貪食作用により細胞内に取り込まれ、そこで増殖することにより
細胞を破壊します。
粘膜細胞(円柱上皮)に好んで付着し、男性では尿道、精巣上体、女性では子宮頸管、
卵管などに感染する。しかし、膣、亀頭、外陰部などは扁平上皮細胞と呼ばれる細胞から
構成されており、淋菌に対する感受性はなく、感染が成立することはない。
淋菌は外界での抵抗力が弱く、自然界に生息しえず、淋疾患者のみに生息する。
従って、間接感染は起こらず、ほとんどが性交などの直接感染で、化膿性炎症を起こす。
すなわち、一般的な日常生活の範囲内での自然界からの感染はありません。
【症状】
(男性の場合)
男性は黄色の膿が出て下着が汚れます。尿道が赤く腫れ、排尿の時に激 しい痛みを感
じたりします。
(女性の場合)
膣から黄色いおりものが出るようになり、外陰部が 赤く腫れたり、かゆくなったりするケー
スもあります。
男性と違って、ほとんど自覚しないまま病気は進行するので発見が遅れます。
初期の感染に気づかずに症状が進んでしまうと、 淋菌性膣炎、子宮内膜炎、卵管炎の
発病をまねき、下腹部の激しい痛みを引き起こすことにな ります。
子宮外妊娠や不妊症の原因となることもあり、のどに感染した場合は咽頭炎を起こします。
【感染経路】
淋菌による感染では以下の感染経路があります。
●性交
性交により男性淋菌性尿道炎が女性子宮頸管へ、逆に女性から男性へは淋菌性子宮頸
管炎が男性尿道に感染する。
●オーラルセックス
男性淋菌性尿道炎が女性咽頭へ、あるいは逆に女性の淋菌性咽頭炎が男性尿道へ
感染する。また淋菌性子宮頸管炎が男性咽頭へも感染する。
また、肛門性交は淋菌性直腸炎を発症させうる。
●産道感染
産道である子宮頸管の淋菌感染が児に感染すると、新生児結膜炎を発症させうる。
【検査法】
検査方法は、おりものを検査し、淋菌の有無を確認します。
同時に尿道の淋菌の有無も調べます。
病院へ行く時間がなかなかとれない、病院での検査は恥ずかしい・・という方、
自宅で手軽にできる「郵送検診」で健常を確認することも可能ですヨ。
夫婦や恋人どうしで知らないうちに感染していることもあります。
疾患予防、早期発見の感染防止が大切です。 パートナーとともに検査しましょう。
男性は検尿、女性は膣分泌物検査で約1〜2週間で検査結果が送られてきます。
⇒淋病(女性用)郵送検診キット
【治療法】
抗菌剤、ペニシリンを主体とする抗生物質を、注射するか内服するかして投与します。
約1〜2週間で治りますが、途中で治ったと思って治療を投げ出してしまうと、抵抗力
の強い淋 菌が出現する場合があるようです。
このため、2ヶ月に3回以上の検査を行い、すべて陰性となって初めて完治したといえます。
完治するまではセックス、飲酒を控えましょう。
【予防法】
コンドームの使用が一番確実です。
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